「チャレンジ THE和楽器」〜かんからさんしん

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7月22日 午前10時30分〜
  これは夏休みを利用して、広島市文化財団が子どもたちに日本の伝統楽器に親しんでもらおうと、企画されたものです。この企画はここ数年恒例になっており、今年は空き缶で作る沖縄の楽器「かんからさんしん」です。

 この聞き慣れない名前の楽器を理解してもらおうと、『かんからさんしん』のアニメ映画が上映されました。


映画は六十年前の太平洋戦争末期、沖縄の小島でアメリカ軍に追い詰められた住民が自決する寸前、この「かんからさんしん」の音色に我に帰り、自決を思いとどまり生き残ったという逸話を基に作られたものでした。
 戦争を知らない世代を親に持つ子ども達に、戦争のない平和がいかに幸せであるか、親子で話し合い、考えて欲しい内容のものでした。
例年は楽器を与えられ、演奏練習しその成果を発表してきましたが、今回は初めて、まず自分の演奏する楽器の作成から始まりました。
8月3日 午前10時〜
  沖縄の伝統楽器『三味線』に似せて、空き缶で簡易的に作られたものでしたが、今ではそれようにブリキで作られたセットがありました。が、セットになった楽器のキットを組み立てるだけとはいえ、弦の結び方も説明書だけではなかなか難しいものです。三人の指導者から丁寧に手ほどきされ、約一時間余りで完成しました。






 文字通り三本の弦(上から順に太・中・細)が張られ、恐る恐る指で弾くと三線の独特な音が出て、それまで緊張していた子ども達に笑顔がみられました。








 「お母さんが勝手に申し込んでいた」と不本意そうにつぶやいていた女子中学生も俄然ヤル気がでてきたようです。
 小学生の男子に「かくし芸ができ、友達に披露できるようになるといいね」と、問い掛けるとウンウンと嬉しそうでした。

 この後、6回の演奏練習をして、8月27日に発表会がありました。 

去年の邦楽ワークショップを見てみよう!
去年の「こども邦楽ワークショップ」練習篇
去年の「ワークショップ」発表会1
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