西保健センターでは、区民の疾病予防と健康促進のために、テーマごと定期的に教室が開催されており、今回は「血液さらさらコース」でした。
医師 安永 徹先生
動脈硬化とは
動脈の壁が硬く、もろくなり血管にキズができやすくなり、「かさぶた」で血管の内側
が狭くなる。
ドロドロ血液は
総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪、尿酸、血圧、血糖などが標準より高い
状態による。
コレステロールは低すぎると血管がもろくなり、高すぎると血管が詰まりやすくなる。
(総コレステロール値が300mg/dl以上は要注意)
LDL(悪玉)コレステロール = 総コレステロール値 - HDL(善玉)コレステロール - 中性脂肪 × 0.2 (140mg/dl以上が高LDLコレステロール血症) 動脈硬化指数 = (総コレステロール - HDLコレステロール) ÷ HDLコレステロール (4以上は危険) |
1.食事療法
2.運動療法
3.薬物療法・・・・・食事、運動療法で効果が無い時には薬を用いることを考える。
西保健センター管理栄養士
血液をさらさらにするポイント
1.自分に必要なエネルギー量を計算し、太らないように食べる
標準体重 = 身長(m) × 身長(m) × 22
(身長155pの人は、1.5×1.5×22=49.5kgが標準体重)
必要エネルギー = 標準体重 × 25〜35kcal
(49.5kg×30(普通の人の運動量)=約1,400kcal)
2.脂肪を取り過ぎないように気をつける
3.コレステロール摂取量を適切に摂る
4.野菜、海藻類をシッカリ食べる
5.甘いもの、アルコールを摂り過ぎないようにする
食材のモデルを出して「これで御飯一杯分です」と示され、その小さなカステラや、ショートケーキそしてもみじ饅頭一個に受講生の多くからため息がもれました。 |