血液さらさら


  西保健センターでは、区民の疾病予防と健康促進のために、テーマごと定期的に教室が開催されており、今回は「血液さらさらコース」でした。



6月9日    医師  安永 徹先生 

  動脈硬化とは

    動脈の壁が硬く、もろくなり血管にキズができやすくなり、「かさぶた」で血管の内側 が狭くなる。

  

  ドロドロ血液は

    総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪、尿酸、血圧、血糖などが標準より高い

    状態による。


  コレステロールは低すぎると血管がもろくなり、高すぎると血管が詰まりやすくなる。

      (総コレステロール値が300mg/dl以上は要注意) 

LDL(悪玉)コレステロール = 総コレステロール値 - HDL(善玉)コレステロール - 中性脂肪 × 0.2
              (140mg/dl以上が高LDLコレステロール血症)

動脈硬化指数 = (総コレステロール - HDLコレステロール)  ÷ HDLコレステロール
(4以上は危険)

     1.食事療法     
     2.運動療法
     3.薬物療法・・・・・食事、運動療法で効果が無い時には薬を用いることを考える。


6月16日   西保健センター管理栄養士

  血液をさらさらにするポイント
    1.自分に必要なエネルギー量を計算し、太らないように食べる

       標準体重 = 身長(m) × 身長(m) × 22
           (身長155pの人は、1.5×1.5×22=49.5kgが標準体重)

       必要エネルギー = 標準体重 × 25〜35kcal
            (49.5kg×30(普通の人の運動量)=約1,400kcal)

    2.脂肪を取り過ぎないように気をつける

    3.コレステロール摂取量を適切に摂る

    4.野菜、海藻類をシッカリ食べる

    5.甘いもの、アルコールを摂り過ぎないようにする

    

具体的な食材について説明する講師

食材のモデルを出して「これで御飯一杯分です」と示され、その小さなカステラや、ショートケーキそしてもみじ饅頭一個に受講生の多くからため息がもれました。