まず、最先端のコンピューターを導入しているとは思えない古い建物にはびっくりさせられましたが、ドアを開けて一歩足を踏み入れれば、デスクトップが並び、その前面には大型スクリーンが広島市の地図を映し出していました。そして、その横のボードでは消防、救急車の出動状況を表すボタンが点滅しており、臨場感がひしひし迫ってくるようでした。

 指令室には常時8人が24時間待機しているそうで、非常時では24名まで対応できるとのこと。
 一日の通報件数200件の内、100件は救急(事故、急病、入院先から専門の病院への転送など)、10件が火事、残りの90件はイタズラ、間違い、病院の問い合わせなど。
『119番』を受け付けると同時に、コンピューターが作動して通報者から状況を聞き取りながら要請場所に最も近い消防署に出動指令できるようになっています。
 ただ、通報者は動転していることが多く、正確な情報が伝わりにくいそうで、その時はオペレーターの誘導に従って応えるようにすると、よりスムーズに事が運ぶとのことです。
  例えば、「火事ですか? 救急ですか?」「住所はどこですか? 近くに目印になるものはありませんか?」の問いかけに、ひとつづつ応えて欲しいそうです。
  そんな時当たりのやさしい女性の方が適しているのではないかと、最近2名の女性が配属され、男性と同じ勤務体制で働いているそうです。
現代的だと思ったのが、通報の40%が携帯電話からだそうです。しかし、電話した場所が逆探知可能な固定電話に比べ、携帯電話は場所が特定出来ないのが難点だそうです。近くに固定電話がある場合は、そちらを使ってくださいとの事でした。
 案内されている間もベルが鳴り、丁寧に応対されている姿が印象的でした。