「奥様の野菜畑・・・ 2 」


奥様には嬉しい見事なタマネギの収穫

奥様は地球にやさしい無農薬有機農法の野菜づくりを始めることにしました。
    まずは、言葉の意味を知らなくてはと少しだけ勉強をしました。

○ 有機農産物... 化学農薬、化学肥料。化学土壌改良材を3年以上使わず、
たい肥などによる土作りをし、その農地で収穫された農産物
○ 転換期間中有機農産物... 3年未満6ヶ月以上、化学農薬、化学肥料、
化学土壌改良材を使わない農地で生産された農産物
○ 無農薬栽培農産物... 栽培期間中は農薬を使用しないで作った農産物


○ 無化学肥料栽培農産物.. 栽培期間中は化学肥料を使わないで作った農産物


○ 減農薬栽培... 化学農薬を通常使われる回数の50%以下に減らして作った農産物


○ 減化学肥料栽培... 化学肥料を通常使われる量の50%以下に減らして作った農産物
                 


奥様の野菜畑は3年以上荒れ果てていたから
たい肥で土作りをしたら立派な有機農産物に入るのだ。
 そこで、たい肥を作るには、と、調べると
「置き場所があれば生ゴミたい肥」と、広報紙に載っている。
食べ物のくずを自然に返す「コンポスト」が紹介さ れている。

コンポストとは、現在は焼却や埋め立て処分されている生ごみを
収集、発酵させ、「たい肥」として利用するもの。
焼却すればダイオキシンなどが放出さ れるごみを
資源として利用すれば、ごみの量を減らし、しかも資源を節約す ることができる。
これなら、素人の奥様も簡単に、たい肥がつくれそうだ。

奥様はさっそく「コンポスト」を畑に置くことにした。
環境にやさしい暮らしができて、元気で美味しい野菜も収穫できるのだと
考えるだけで、つらい開墾作業もどうにか頑張れるのであった。

鶏糞・牛糞・油粕・石灰を適当に土の中に混ぜて
野菜の種(枝豆・つゆ豆・チンゲン菜)を蒔き
かぼちゃ・ナス・きゅうり・ピーマン・トマトの苗を植えると
だんだん畑らしくなってくるから嬉しいわね。

「植える場所があれば、これも作ってみるかいねぇ」
親切な人が、とうがん・ししとう・しそ・さつまいも、いろいろと苗をくださる
何でもいただいて、ぜ〜んぶ植えてみましょう。
 広くもない野菜畑に、こんなにたくさん苗を植えて大丈夫でしょうか?
奥様の夢はお友達を招いて、自家製野菜で喜びの収穫祭を開くことです。

 梅雨がくる前に種を蒔いて、苗物を植えて、、、よ〜し、これでいいわ!  
あとは晴耕雨読でいきましょう・・・ ♪〜ラン.ラン.ラン ♪〜

続く

(己斐(^o^)ゞ・チェリー)