※写真をクリックすると、大きくなるよ

旭橋(あさひばし)
新旭橋(しんあさひばし)

 旭橋は、広島では珍しい鋼アーチローゼ桁橋。美しい3連のアーチがリズムよく水面を跳ねて、広い放水路をまたいでいる。
 国道2号バイパスの通るこの橋は、上流側の旭橋が上り線(広島方面)、下流側の新旭橋が下り線(岩国方面)になっていて、しかも新旭橋は2階建てのダブルデッキ鋼トラス橋!2階部分は観音ランプへと伸びている。
 当時の鋼橋は、熔接ではなくリベットで部材を組み立ててあるんだ。写真でもわかるように、表面には無数のボツボツの連続。各鋼材に貫通穴を開け、そこに熱く焼いた真っ赤なリベットを差し込み、両側からハンマーでたたく。気の遠くなるような作業だね。



新庚午橋(しんこうごばし)
 太田川放水路の最下流に架かっているのが、この新庚午橋。これも上下線がそれぞれ独立している単純合成鋼箱桁橋。空港に近いためか、ローゼ桁橋のような背の高い構造は無理だったのだろう。右岸の堤防道路から右折専用の橋も作られている。

次回は、河口付近まで川くだりします。

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