現在少子高齢化が急速に進んでいる。保健福祉課が主催した「親子ふれあい教室」を取材してみた。本日の参加者は 生後9か月児とお母さんが28組だった。 | 保護者には父親の参加は一名も無かった。改めて子育て中のお母さんには 頭が下がり、傍らにいるだけで心が熱くなった。 |
保健師さんから
乳児が物を引っ張ったり、なめたりするのは乳児の好奇心だから止めないこと
そろそろ生活のリズムをつくる時期なので、父母や周りの人がしっかりかかわる事が大切だ
と話された。
北本管理栄養士さんから
ミルクから離乳食に変わる時期で、離乳食を主にしてミルクを補助
食事回数も2回から3回へ
飲み物も哺乳瓶からコップやストローで飲めるようになると良い
味付けは大人の半分の薄味で
と指導され、具体的なメニューが2セット展示されていた。 |
離乳食のメニューはマンネリ化しやすいので、母親達が興味深く見ていた |
西区公立保育所の保育士さんが
まず最初に一人ひとりの乳児のそばによって名札を見ながら名前を呼び、返事は返ら
ないが顔の表情を見つめ、体や手に触れて廻るスキンシップをされた。
次に廃品を使用した音の出るオリジナルおもちゃを紹介。何人かの乳児が反応、這い
這いで近づき興味を示す。身近なハンカチを乳児の顔にかぶせて取ったときに「イナイ・
イナイ・バー」と声をかけるなど、タオル、シーツなどの利用も話された。
また、実際に親子で膝へ子どもを乗せ、お馬、お船、飛行機など、母子一緒に体を動かし
ていた。
ここまで様子を見た感想として、すでにつかまり立ちをする、他人の声に反応する、母親だけにすがりついている、とそれぞれである。金子みすずの「みんなちがって みんないい」の詩を思い出した。 |
プログラムがここまで進んだところで、私は取材を遠慮して失礼した。