11月23日西区区政振興課が募集した「みたき散策マップを持って、歴史散策コースを歩いてみませんか?」が好天のもと実施された。昨年は10月25日に実施され、16名の参加者があった。
今回は昨年より1ヶ月遅れの実施だったが、29名がJR三滝駅に集った。この中にはお祖母ちゃんやお母さんと一緒の小学生5名もみられた。
三滝駅に集合した参加者

三滝駅に集合した参加者


親鸞聖人像について説明を聞く参加者

   親鸞聖人像について説明を聞く参加者


地蔵堂前での参加者

              地蔵堂前での参加者


   参加者は、「みたきマップ企画市民グループ」が企画編集して西区役所が制作した地図をもらって、郷土史家で安にお住まいの村岡幸雄さんと三滝本町一丁目の土井史郎さんお二人の案内でスタート。

   コース順に親鸞聖人像跡、日渉園跡、地蔵堂、一番観音、浅野家の墓、多宝塔、十六羅漢、そして地名のゆかりになった三つの滝の駒ケ滝、梵音の滝(雄滝)、幽明の滝(雌滝)を見学し本堂の上鎮守堂で解散した。

   散策の間、空海や親鸞・日渉園を開いた後藤松眠・浅野家などの歴史上の人物の話、そして県の重要文化財となっている多宝塔では宮島の多宝塔と比較しながら、それぞれの場所でユーモアを交えた説明で参加者の笑いをさそっていた。

多宝塔の紅葉と参加者

            多宝塔の紅葉と参加者

 地蔵堂では「賽銭は10円や100円ではききめがない、500円がいいですよ!何故かというと、効果
(硬貨)が大きい」とか・・・・・
 一番観音では、信仰の深さがわかる岩の窪みの秘話を。
 三瀧寺では、ぼけばらい延命福聚観音の前で、「しっかり拝んで下さいまだ間に合いますから」と一言。
小学1年生の子どもがお参りはいやだと言っていたが、お母さんがお爺ちゃんのために拝んでと諭した。
 十六羅漢では、横向き羅漢が南枕になっているとかエピソードもてんこもりだつた。
またこの日は絶好の行楽日和でたくさんの方が訪ねていた。市街地のすぐそばに、自然と歴史・文化が融合した素晴らしいスポットがあることに驚いた一日だった。